すでにRIPを持っている、または顧客の印刷ジョブがすでにイメージ形式になっていますか? ScreenPro Directは、いかなるRIPからでも連続調ラスタ(イメージ)を取得し、スクリーニング処理を加え、物理的な最大印刷速度でヘッドドライバのコントローラボードに直接ストリーミングするために必要となるすべての機能を提供します。ScreenPro Directは、受賞歴のあるPrintFlatテクノロジを搭載し、デバイスの印刷品質を次のレベルに引き上げます。
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機能と利点
- 大規模に並列化できる超高速のハーフトーンスクリーニングソリューションです。
- 出力をヘッドドライバのコントローラボードに直接ストリーミングし、イメージを入力すると直ちに印刷を開始します。
- RIPベースではなく、画像のスクリーニング処理専用に開発されています。
- あらゆるRIPと連携でき、印刷ジョブがすでにイメージ形式(Tiffなど)である場合に最適です。
- 膨大なソフトウェア開発費用をかけることなく、市場に迅速に投入できます。
- Harlequin Directに移行する場合、ヘッドドライバのコントローラカードとの統合は維持されます。
- 無料のBreakThroughサービス(当該サービス費用は、ライセン費用で100%回収可能)で市場投入までの期間を短縮できます。
- 信頼性の高い迅速な製品アップデートが提供されます。
- あらゆるヘッドドライバのコントローラボードと動作します。
- 当社のRIPとだけでなく、サードパーティのコアRIPとも動作します。
- ブランド化できるJob Cost Estimatorが含まれています。
- インクジェット品質を一段上のレベルに引き上げるPrintFlatとカスタムスクリーニングデザインサービスが含まれています。
- Intel i9、Xeon、AMD Ryzen Threadripper CPU向けに最適化されています。
- 特定の印刷機の機能(バー分割、検査システムなど)に特化したプラグインがあります。
- WindowsとLinux (UbuntuとCentOS)をサポートするクロスプラットフォーム対応です。
- Meteor Mixed Modeと組み合わせることで、静的データとバリアブルデータ(ゾーンバリアブルデータ)が混在する市場向けのハードウェアのコストを削減できます。
- Meteor NozzleFixテクノロジと組み合わせることができます。
Ray Dickinson, Vice President for Mark Andy“ScreenPro Direct is a key development to provide streaming full color VDP options to meet the print speed requirements of today’s “next-generation” UV Inkjet production presses.”
超高速ハーフトーンスクリーニングソリューション
デジタル印刷機を駆動するソフトウェアにおいて重要なのがハーフトーンスクリーニングモジュールです。このモジュールは、連続調イメージ(レッド、グリーン、ブルーの255階調の24ビットRGBなど)を取得し、インク液滴で出力できるイメージに変換します。印刷機が出力できるのは、インク色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)ごとに1つの階調のみです。インク液滴は、吐出するかしないかのどちらかです(バイナリ)。インク液滴のサイズを変更できるタイプの印刷機もあります(1液滴~8液滴分の大きさに変更するなど)。印刷されるすべての階調はインク液滴の特定のパターンによって生成されたものです。これが、人間の視覚器官によって階調として認識されます。ScreenPro Directでは、印刷機のコントローラボードを直接駆動するために必要な超高速の変換を実行し、PrintFlatのテクノロジとスクリーニングパターンによって優れた品質を実現します。
マルチコアとマルチPC
ScreenPro Directはさまざまな構成が可能です。1台のPCですべての色を処理する、1台のPCで1つの色を処理する、任意の組み合わせのPCで色をグループ化することも可能です。ScreenPro Directパイプラインもさまざまな構成に対応しているため、パイプラインごとにいくつのスレッドを許可するかをチューニングできます。ScreenPro Directは、Windows 10 IOTとLinux (現在はUbuntuとCentOSをサポート)に対応するクロスプラットフォームです。ScreenPro Directに割り当てるスレッドの数を設定することにより、1台のPCで複数のプログラムを同時に実行できます(コントローラボードのドライバやサードパーティのRIPなど)。
RIP処理が完了するとすぐに印刷を開始
RIPから連続階調のイメージが得られたら直ちに印刷が開始されます。 RIPを設定して、連続階調のセパレーションイメージをディスクに出力します。 印刷に必要なすべてのイメージが作成できたら、印刷機の印刷中に、オンザフライでスクリーニングとストリーミング処理を行います。 ラスタをスクリーニングできる速度は予測可能であり、確定的です。 イメージファイルにどのようなコンテンツが含まれているかは関係ありません。ScreenProはそれらすべてを同じ速度で処理します。
あらゆるRIPおよびコントローラボードと統合可能
ScreenPro Directは標準でMeteor Inkjetのコントローラボードを駆動できますが、あらゆるコントローラボードを駆動できるように設計されています。Global Graphicsは、業界標準の他の多くのコントローラボード向けのプラグインをすでに開発しています。Global Graphicsのテクニカルサービスチームは、新しいハードウェアにすばやく対応しています。通常、20日間のBreakThroughサービスで対応できます。BreakThroughプロジェクトのコストは、出荷を開始するとすぐにライセンス費用で回収できるため、実質的に無料と言えます。
Harlequin Directに移行する場合はコントローラボードとの統合を再利用
ScreenPro Directをソリューションに追加することは、Harlequin Directへの理想的な足掛かりです。印刷機のコントローラボードをScreenPro Directに接続できれば、Harlequin Directでも動作するためです。
サードパーティのテクノロジに依存しない
Global Graphicsは、世界最速のRIPコア (Harlequin)が含まれるHarlequin DirectとScreenPro Directのすべてのコードを所有しています。システムのパフォーマンスを最大限に高めるには、すべてのコンポーネントを緊密に統合する必要があります。各コンポーネントの仕組みと、最高のパフォーマンスを引き出す方法に関する専門的な知識も必要です。コアにブラックボックスがあることは望ましくありません。必要なのは、ふたを開けてすぐに調整できる透明なボックスだけです。サードパーティのコンポーネントがないため、影響を与えるロードマップは1つだけです。サードパーティサプライヤのコンポーネントでの対応を待つ必要がありません。
PrintFlatとカスタムスクリーニングデザインサービス
![]() PrintFlatの適用前 |
![]() PrintFlatの適用後 |
PrintFlatは、ヘッド間の濃度のばらつきやインクジェットヘッドスマイルのようなデジタルインクジェットの品質問題を修正する、受賞歴のあるテクノロジです。これらの問題は印刷出力のバンディングの原因となります。これはハードウェアで修正(電圧のチューニングなど)することが困難です。Global Graphicsでは、PrintFlatスクリーニングデザインサービスも用意しています。このサービスでは、モットリング、チェーニング、ハイライトのノイズといった品質の問題に対処するカスタムスクリーンを作成できます。PrintFlatテクノロジは実行時に適用され、デバイスの速度を低下させることなく出力品質を改善できます。
Meteor Mixed-Modeテクノロジ
ScreenPro DirectとHarlequin Directは、通常、Meteor ElectronicsのFIFOモードを使用します。これにより、適切なPCハードウェアがあれば、完全にカスタマイズされたコンテンツを印刷機の最高速度で処理できます。もし印刷機が1つのカラーチャネルだけにバリアブル箇所があるバリアブルデータを印刷する場合は、ScreenPro DirectのMeteor Mixed-Modeを使用できます。Meteor Mixed-Modeでは、開始時に、静的データを(シアン、イエロー、マゼンタなどの)それぞれの静的印刷バーのプリロードバッファに送信します。次に、バリアブルデータ領域のみをバリアブルデータ印刷バー(ブラックなど)を駆動するカラーチャネルに送信します。これによって、多くの場合、印刷機の部品表からPCコストを削減しても最高速度を維持することができます。
Meteor NozzleFix™テクノロジ
シングルパスまたはスキャンシステム用のNozzleFixノズルアウト補正は、良好なノズルを使用して性能劣化した隣接ノズルを打ち消すことにより、目詰まりしたノズルまたは故障したノズルから派生する単一ピクセルの縞を排除します。ずれたノズルや欠落したノズルはMeteorデータパスで識別されてオフになり、同じもしくは異なるカラープレーンの補正流体を適用して、シームレスな補正を行います。NozzleFixは、MeteorのコントローラボードとHarlequin Directを使用する場合にのみ利用できます。
無料のBreakThroughサービスで市場投入を加速
新しい印刷機を市場に投入することはエンジニアリング上の大きなチャレンジであり、常に多くのサポートが必要になります。Global Graphicsのビジネスモデルでは、お客様が販売された印刷機ごとにScreenPro Directのライセンスを販売します。お客様の成功がGlobal Graphicsの成功です。その成功は、印刷機が完成して市場に出たときに始まります。Global Graphicsは、印刷機ができるだけ早く市場に投入されることを願っています。BreakThroughサービスでは、Global Graphicsのエンジニアとサイエンティストがお客様のエンジニアリングチームに加わり、迅速な出荷をお手伝いします。市場投入までのあらゆる障壁の解決に協力します。まとまった日数分のサービスをご購入いただきますが、この費用は製品を出荷すればすぐに100%回収可能なため、実質的に無料と言えます。
Meteor Ready
Direct™製品は購入時からMeteorに対応しています。ソフトウェアを変更せずにMeteorプリントヘッドドライバの電子機器を使用できます。
Meteorは、主要な産業用インクジェットプリントヘッドをすべてサポートしているだけでなく、新しいプリントヘッドも迅速にサポートします。そのため、非常に柔軟にプリントヘッドを選択できます。例えば、プリントヘッドモデルを1つ選択して印刷機の開発を開始してから、開発スケジュールへの影響が少ない別のプリントヘッドに切り替えることができます。または、複数のベンダーやモデルのプリントヘッドを1つの印刷機で使用することもできます。Directでは、電子機器を駆動するOEMプリントヘッドとMeteorエレクトロニクスを組み合わせて、必要な印刷特性を正確に実現することも可能です。この柔軟性により、優れた製品を市場に届けるための包括的なツールとサービスが提供されます。
顧客の印刷ジョブは多くのPDFソースや作成者から入稿されますか? PDF以外の形式をサポートする必要がありますか? すべてのPDFが同じように作成されているわけではありません。Streamline Directは、各PDFをチェックし、デバイスの速度を低下させる可能性があるPDFを却下できるようにします。また、Streamline Directは、問題のあるPDFを調整することで、デバイスの速度を最大限に上げながら均一の出力品質を実現します。PDF以外の形式が必要な場合は、Streamline Directを使用して多くの形式を印刷可能なPDFに変換できます。
顧客のジョブは、調整済みの印刷可能なPDFとして入稿されますか? Harlequin Directは、印刷可能なPDFを取得、RIP、スクリーニングして、物理的な最大印刷速度でヘッドドライバのコントローラボードに直接ストリーミングするための機能をすべて提供します。Harlequin Directは、受賞歴のあるPrintFlatテクノロジを搭載し、デバイスの品質を次のレベルに引き上げます。
すでにRIPがある、または顧客の印刷ジョブがすでにイメージ形式になっていますか? ScreenPro Directは、どのRIPからも連続調ラスタ(イメージ)を取得し、スクリーニングして、物理的な最大印刷速度でヘッドドライバのコントローラボードに直接ストリーミングするための機能をすべて提供します。ScreenPro Directは、受賞歴のあるPrintFlatテクノロジを搭載し、デバイスの品質を次のレベルに引き上げます。
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すべての顧客製品をユニークに
Global Graphicsは単なるRIPサプライヤではありません。お客様の目標を達成するためには、密接な開発パートナーシップが欠かせません。当社はプランニング前の早い段階からお客様と連携し、お客様の環境でのパフォーマンスの最適化を目指します。印刷機の市場投入にサポートが必要な場合や、市場導入の障壁となる技術的な問題がある場合は、Global Graphicsの専任エキスパートが問題解決のお手伝いをします。Graphicsのテクニカルサービスチームについては、こちらをご覧ください。お客様からのサポートが当社にとって重要となるため、当社のサポートチームをお客様のチームと密接に統合し、特定のユースケースに合わせてRIPを微調整します。